東プレ キーボード REALFORCE R3シリーズ登場 待望のワイヤレス化(Bluetooth)

東プレのキーボード、REALFORCEシリーズに新世代の「R3」が登場しました。
R2が発売になったのが2017年なので、4年でモデルチェンジです。初代はR2の発売まで16年くらい販売していたので、今回はずいぶん早いモデルチェンジとなりました。
ここ何ヶ月かR2の在庫が無いような話がたまに聞こえてきていて、現行品なのになぜ品切れなのだろうと不思議に思っていましたが、そういうことだったのね。
価格は2万3980円から3万4980円(税込)と若干アップ。

なお、今回発売されるのは日本語配列モデルのみで、英語配列モデルは変更ありません。R2シリーズの日本語配列モデルは2021年10月29日で生産終了だそうです。

ニュースリリース
製品一覧

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外観

筐体はR2より大型化し、スペースキーが短くなりました。
筐体の色はブラックとスーパーホワイト。ブラック筐体のキーキャップの色は印字方法によって異なり、レーザー印刷がブラック、昇華印刷がダークグレーになっています。
ホワイトのキー印字は無線モデルが昇華印刷、有線モデルはレーザー印刷になっています。

R3HC11(ブラック+ダークグレー)
R3HC13(ブラック+ブラック)
R3HC23(スーパーホワイト)

変更点

主な変更点は以下のとおり。

1.Bluetooth5.0によるワイヤレスと有線USBのハイブリッド。ワイヤレスなしのモデルもあります。
Bluetooth接続は最大4台までマルチペアリングでき、付属のUSBケーブル(着脱式)で有線接続も可能。キーボード側のコネクターはUSB Type-C、デバイス側がUSB Type-A。USB Type-CのコネクターはL字型なのでケーブルは右出しでも左出しでも可能。
電池は単三電池を2本使用。電池寿命は最大3ヶ月程度。USBバスパワーでもBluetooth接続で使用可能とのこと。

2.キーを押して反応する高さを変更できるAPC機構を全モデルに搭載。高さ調整は従来の3段階から4段階に増えています。キースペーサーセットは別売(1,540円~)となりました。

3.ソフトウェアで全てのキー配置を変更できるキーマップ入替機能。「全てのキー」ということなので、Fnキーも変更できるのかな?
キーマップはAPCの設定と一緒に本体のメモリーに2セットまで登録できるとのこと。

4.キー配列の変更。スペースキーがR2より短くなり、初代とR2の中間くらい(たぶんMAC用モデルと同じ)の長さになっています。

5.筐体の変更とデザインの変更。筐体は小型化したR2から大きく変わり、初代のサイズに近い四隅が丸くなったデザインに変更されています。

6.デザインのカスタマイズキットが追加。天板パネルとキーキャップがオプションで販売されます。
パネルデザインキットは テンキーレス用が2,420円(工具付き3,080円)、フルサイズ用が2,640円(同3,300円)。
交換用キーキャップは8色あり、印字は昇華印刷、かな無し仕様。テンキーレス用が6,600円、フルサイズ用が1万1,000円となっています。

比較

テンキーレスを旧機種と並べてみるとこんな感じになります。
機種は上からR3HC23(3代目)、R2TLSA-JP3-IV(2代目)、R2TLSA-JP3M-WH(MAC用)、91UG-S(初代)。

新型でいちばん気になるスペースキーの長さと位置はMAC用と同じになっていますが、スペースキーの右側のキーの長さは違っています。新型のFnキーが長くなっているのが謎。
筐体の幅は新型がいちばん広く、奥行きは初代がいちばん長くなっています。

R3: 幅379mm × 奥行163mm × 厚み30mm
R2、MAC:幅369mm x 奥行142mm x 厚み30mm
初代: 幅366mm x 奥行169mm x 厚み38mm

買う?

私が現在メインで使っているのは初代のALL30g静音かな無しモデル、91UG-S。購入後3年経っていますが快調です。何の不満もありません。
「REALFORCE」を意訳して質実剛健というのがしっくりくるキーボードだったのが初代REALFORCEですが、R2は筐体とスペースキーの長さが他社のメカニカルキーボードと変わらないデザインになってしまい、なんか違うなーとスルーしてました。

今回のR3は初代ほど短くはないものの許容範囲程度にはスペースキーが短くなり、無線はBluetoothでPC側にUSBレシーバーが不要、筐体も一新しケーブルも取り外し可能ということで興味が湧いています。Fnキーが他のキーに割り当てできるならキーマップ的にも問題なし。

ちょっと残念な点はカラーが白と黒しかないことと、かな無しモデルが無いこと。
個人的には91UG-Sの色がいちばんしっくりくるのでグレー系が望ましいのですが、今回はデザインを自分で変えられるパネルデザインキットとかな無しのキーキャップセットが発売になります。
ということはカラバリを増やすつもりがなく、色を変えたいなら自分でどうぞということなのでしょう。
素のままのR3(特に白)は若干エレコム感が漂うデザインなのに加え、かな無しがラインナップに無いので、パネルデザインキットとカラーキーキャップセットは買ってしまいそうです。

価格はテンキーレス・ワイヤレスの静音スイッチモデルが34,540円。
テンキーレスで天板とキーキャップを交換すると+9,000円ほどになります。

さて買うか? ということになると、天板とキーキャップを替えて約4万3千円、91UG-Sの倍近いという高価格がネックです。
不満と言うほどではないものの、91UG-Sのケーブルは邪魔といえば邪魔。さてどうしようか...

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