キーボードの配列をカスタマイズして使いやすくする
キーボードをノーマルのキー配置で使うと、使用頻度の高いキーが押しにくい位置にあったり、押しやすい位置にあってもほとんど使われていなかったり、まず押すことがないキーもあったりします。
キーマップ変更アプリケーションを使うとこういった不便さをかなり改善することができます。
この記事で紹介するのはカスタマイズの一例ですが、打ちやすい配置というのは人によって違うと思いますので、好みや使い方に合わせて変更してみてください。
不要なキー
キー配置を変更するにあたり、まず不要なキーをピックアップします。
- 変換無変換に日本語IMEのON/OFFを割り当てるので、全角/半角キーは不要
- Scroll Lock、Insert、ひらがな/カタカナ、Pauseも不要
ChangeKeyで変更
ここでは「ChangeKey」というソフトを使ってキーマップの変更をします。
レジストリーを書き換えますので、不安な方はregeditを起動してバックアップを取っておいた方がいいかもしれません。私はそのままやっちゃってますが...
ダウンロード
「ChangeKey」はこちらからダウンロードします。 窓の杜
「KeySwap for XP」でも変更できますのでお好みで。 Vector
起動
ChgKey.exeを右クリックして管理者権限で起動します。
キーの変更
最初に初期状態を保存しておきます。
変更するキーをクリックし、表示された配置図から割り当てるキーをクリックします。
変更が終わったら登録し、メッセージに従って再起動します。
AutoHotKeyで変更
「Pause」のようなレジストリー編集では変更できないキーは、AutoHotKeyで変更できます。
下はPauseをEnterに変更する例です。
Pause::Enter
AutoHotKeyの使い方はこちら。
変更後
とりあえず今はこんな風になっています。どういう配置がベストかはまだわかりませんので、変更したり元に戻したりして試しています。
他のPCと同時に使うと指が迷います(笑
変更点
- HOME ENDを右SHIFTの隣に移動
- 変換 無変換をEnterの隣に移動(IMEのON/OFF)
- Enterをスペースの右に追加し、その右をBackSpaceに
- Deleteをスペースの左に
- ESCを左Shiftの上に
- Caps LockをTabの上に
- ESCをF13に割り当て
- 上記の移動に伴って[]:/\@¥を移動
F13~F24キー
一般的なキーボードでは物理的なキーとして存在しないF13~F24キーも、空いているキーがあれば割り当てできます。
Microsoft IMEはF13~F24も機能の割り当てができますし、AutoHotkeyなどで機能を割り当てることもできます。
F13~はスキャンコードを設定します。
F13 | 0x0064 |
F14 | 0x0065 |
F15 | 0x0066 |
F16 | 0x0067 |
F17 | 0x0068 |
F18 | 0x0069 |
F19 | 0x006A |
F20 | 0x006B |
F21 | 0x006C |
F22 | 0x006D |
F23 | 0x006E |
F24 | 0x0076 |
注意点
Enter左とEnter右のように左右のキーがある場合、機能に違いがある場合があります。
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