メーラー、メールクライアント
次世代のメーラー選びは
難しいです。新規に開発されているメーラーがほとんどないので、選ぶほど数がないのが現状。
昔からあるメーラーはPOP3時代のものなので、最初からIMAP用として開発されたものはほとんどなく(たぶん)、IMAPが標準的になっている現代にはマッチしていない感が強いです。
迷惑メール自動振り分けをメーラー選定で重視する方もいるようですが、私の場合はサーバーで迷惑メールは止まるのでPCまで送信されてくるということがほとんどなく、あまり気にしていません。
今はOffice Outlook2013を使っていますが、2018年でメインストリームサポートが終わり、2023年で延長サポートも終了します。
Outlookはメーラーとしてはあまり使い易くはないので、何年も前から乗り換えを考えていて、いくつかのメーラーにデータのインポートをして使い勝手を試したりしていたのですが、完全に乗り換えられるメーラーが見つからず、今に至っています。
メールクライアント
Mozilla Thunderbird
2012年に開発終了がアナウンスされて早6年。アップデートは続いています。
私の環境では同じメールが重複して受信され、片方が既読になるともう片方の件名が消えたりという怪しい挙動が毎日のように出ます※。
※ Ver60にアップデートで改善されたようです。
秀丸メール
秀丸エディタを買うと無料で使えるメールクライアント。単体で買うと2,000円+消費税。
カスタマイズできる項目はかなり多くいろいろ弄りたい方にはいいかも。IMAPには最適化されていない模様です。
Becky! Internet Mail
4,000円(税別)の老舗メーラー。私は4,000円で秀丸エディタを買って秀丸メールをタダで使う道を選びました。なのでかなり前に試用程度で使ったことしかありません。昔から評判はよくユーザーの多いことで有名でしたが、IMAPで使うとどうかな?
Sylpheed
オープンソースの無料メールクライアント。有料版のSylpheed Proもある(3,000円税別)。違いは高速全文検索(添付ファイルの中身も検索)の有無のみ?
数回試用はしたことがありますが、起動するたびに画面の外にウィンドウが飛んでいってしまい、ウィンドウをディスプレイに戻してダイアログを開くと、それも画面外に飛んでいってしまいます。いつもそこで使うのを止めてしまい、使い勝手は不明のまま。
今回記事を書くにあたってまた試してみましたが、ウィンドウは正常に表示されるもののダイアログはやっぱり画面の外に。
それよりも、どう設定を変えてみてもサーバーに接続できず、お手上げ。
1個アカウントを作成するとなぜかふたつできてしまうという謎の現象も発生。
このアプリ、私とはどうにも相性がよくないみたいです。
Shuriken
ジャストシステム製。一太郎のバージョンによってはおまけで付いてくる。単体販売もあり。バージョンアップは2年に1回?で有料。
一太郎(プレミアム)を買ったときに付いてきたのでタダで使えるのですが、送受信するときにメール一覧のペインがしばらく真っ黒になったり、怪しい挙動が出ます。
動作も遅く、不要なメールを削除するなどの作業でいちいち待たされるので、メインのメールソフトとして使うにはかなり厳しいレベルです。現状では一回試して即アンインストール。
eM Client
チェコ製のメールクライアント。数年前に一回試用しました。なかなか良い出來のメーラーだと思いましたが、無料版はアカウントが2つしか使えないので実用にはならず、試用止まりでした。
以前はチェコ語と英語、ヨーロッパの言語だけだったように記憶していますが、いつの間にか日本語のサイトもできていました。
今回は無料版をダウンロードしてインストール。起動がちょっと遅いのが気になります。
ThunderbirdやOutlookからデータのインポートに対応しているということで無料版を試用中。
google連絡先の同期もできます。
Outlookに似た3ペインがデフォルト。デザインはすっきりしていて非常に好みのタイプ。設定を散々弄ってもレイアウトもデザインも気に入らないというメーラーもありますが、これは最初からいい感じ。
チャット機能が内蔵になっているのでどこにあるのかとしばらく探してみたけれどそれらしきものが見当たらず。
設定を全部見ていったらショートカットキーのところにありました。Ctrl+Shift+4でサイドバーに開きます。
無料版とPRO版があり、PROは4,980円(1PC)、8,532円(3PC)。永久ライセンス版は9,980円(1PC)、18,252円(3PC)。
ヨーロッパでも39.95€(1PC)、永久ライセンス版は79.95€(1PC) 180.95€(3PC)という価格なので、本国に比べぼったくっているというわけでもないけれど、それにしてもちょっと強気すぎる価格設定。1ユーザー(台数制限なし or 少なくとも5台)で3,000円くらいなら買いたい。永久ライセンス版なら5,000円。
ただ金額を気にせずひとつ選べといわれたら、これ一択かなという気がします。
公式サイト
OE Classic
Mailbird
デザインはスマホ世代向けという感じで個人的には好きなタイプですが、設定がどうなっているのかよくわからないブラックボックス的なところもスマホみたいな感じ。日本語対応しておらず、IMEの変換がウィンドウの外に行ってしまう。
アドレス帳はgoogle連絡先の同期ができます。
フリー版、プロ版、ライフタイム版、ビジネス版の4種。ライフタイム版は定価$39でサイトを見たときは$19.5のセール中だったので時々半額セールをやっているのかも。
Postbox
Thunderbirdベースのメーラー。MacとWindows用。$40。個人使用であれば台数制限なし。アップグレードは有償。
デザインはMac用のメーラーという感じでここで紹介しているメーラーの中では個人的にいちばん好きなタイプ。
Mailspring
Mac, Linux, and Windows用。Pro版は$8/月。
メールバックアップ/メーラー移行/検索
MailStore Home
ドイツ製。メールのバックアップと全文検索ができるソフト。Office Outlookから他のメーラーへメールデータを移行するのにも利用可能。
例:
1.MailStore HomeでOutlookのメールをアーカイブする。
2.EメールファイルにEML形式でエクスポート。またはThunderbirdに移行用のアカウントを作成してエクスポート。これを元に他のメーラーにインポートします。
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