Firefox 57.0.1 インストール後にブルースクリーンで再起動が頻発

2023年1月13日

BSoD頻発

メインで使っている自作PCが突然BSoD(ブルースクリーン)で再起動。再起動後、30分ほどでまたBSoDで再起動。
エラーメッセージは
KMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED
ClassPNP.sys
検索してみるとUSB機器関連の不具合という情報がある。
そーいえばUSBカードリーダーにSDカードを挿したままにしてある。

抜いた。

...再現した。

BSoDが5回発生したところで別のPC(ノート)も起動し、原因を検索してみる。
メインのPCは軽く負荷をかけて放置。

ところが、そのノートPCもまったく同じエラーで再起動が数回発生。

久しぶりにWinDbgをインストールして、ダンプファイルを開いてみると、PROCESS_NAMEにavp.exeが出ている。

https://pc-plaza.com/debugging-tools-for-windows/

avp.exeはカスペルスキーの実行ファイル。そういえば再起動するたびに「前回のカスペルスキーの起動が失敗しました」のメッセージが毎回出ていたなあ。

なんとなくFirefoxが57.0.1に自動アップデートされたあとにBSoDが発生しているような気がする。

サブの自作PCにインストールしているFirefoxは自動更新にしていないので57.0のまま。同じPCに共存インストールしているFirefoxのベータ版は58.0b8。
このPCはいちばん稼働率が高く、正式版とベータ版のFirefoxを同時に起動している場合がほとんどだけど、BSoDは発生していない。

カスペルスキーは3台ともインストールしてあり、BSoDが発生するのはFirefoxを使っているときだけ。

ということはFirefoxの57.0.1とカスペルスキーの相性が悪くて再起動しているのだろうかと考え、57.0(※)や58.0b8を上書きインストールしてもまたBSoDで再起動。
※57.0は初回起動の直後に自動で57.0.1にアップデートされてしまうので、BSoD発生時は57.0ではなかったかもしれない

ESRは再起動しないっぽい感じだったのだけれど、58.xを短時間使って閉じて、というのを何回かやったあと、ESRを使っている時にまた落ちてしまい、因果関係がはっきりしない。

一回もFirefoxを起動しないときは何時間使っていても症状が出ないので、やっぱりFirefoxが関係してる感じ。

ダンプファイルを見てみる

2台のPCで計10個のダンプファイルができたので全部開いてみると、BugcheckCode(STOPエラー)は全てKMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED (1e)。

PROCESS_NAMEは全て avp.exe 。

Probably caused by は CLASSPNP.SYS と partmgr.sys 、memory_corruption 。

memory_corruption が出ているのでメモリー異常の可能性もあるけれど、メインのPCとノートPCはハードウェアの共通点はほとんどなく、2台で同症状なのでハードウェアが原因ということは考えにくい。

Firefoxとカスペルスキーを再インストール

Firefoxとカスペルスキーがコンフリクトしてるような気がするので、とりあえず両方とも再インストールすることにしました。

カスペルスキーは完全削除せず、通常手順でアンインストールしたあとに再インストール。

Firefoxはアンインストール後、プロファイルフォルダー(C:\Users\username\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox)とキャッシュのフォルダー(C:\Users\username\AppData\Local\Mozilla\Firefox)をフォルダーごとバックアップし、Mozillaフォルダーは削除してから再インストール。

Firefoxは57.0.1がダメな可能性もありますが、あえて通常のインストーラーで57.0.1を自動インストールしました。
プロファイルはバックアップしてあったものをコピー。

この方法でノートPCの方は症状が出なくなりました。再インストール前は10分も使えばBSoDが発生していたものが、再インストール後は数時間使っていても発生せず。
しかしメインの自作PCは再インストール後も数回症状が発生。

次に、検証のため57.0をインストールしましたが、Firefoxはデフォルトで自動更新になっているので、57.0をインストールしてもネットワークに接続したままだと最初の起動で57.0.1に更新されてしまいます。
そこでネットワークを切った状態で起動し、自動更新を無効にして更新されないようにします。

Firefoxのプロファイルはコピーせずに設定やアドオンのインストールなどを最初から全部作り直して、今のところ症状が発生しなくなりました。

古いアドオンの残骸とかがあると症状が出たりするのかもしれませんが、原因はよくわからず...Firefoxは使えるアドオンが減って使い勝手が悪くなった上、今後のアップデートでも症状が出るようだと、いよいよChromeやVivaldiなどに全面的に乗り換えるかも。

追記:同様の症状が複数のユーザー環境で出ていたようですが、Firefoxのアップデートで改善されました。

 


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